独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月27日、EXIF Viewer Classicにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の東内裕二氏、森田浩平氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
EXIF Viewer Classic 2.4.0およびそれ以前のバージョン
Rodrigue(旧Kakera)が提供するGoogle Chrome用拡張機能 EXIF Viewer Classicには、EXIFメタデータの取り扱い不備に起因するクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在し、画像データに含まれる細工されたEXIFメタデータを処理すると、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
なお、当該ベンダーは「連絡不能開発者一覧」に数年間掲載されていたが、その後調整が可能となり、今回の公表となった。