株式会社マクニカは12月18日、工場やプラントなどのOT環境のセキュリティ監視サービス「Macnica OT監視サービス」を提供開始すると発表した。
「Macnica OT監視サービス」は、工場やプラントなどのOT環境を24時間365日遠隔監視し、サイバー攻撃の予兆や攻撃可能な脆弱性を発見した場合に、具体的なアクションプランとともに通知する監視サービスで、少ない運用負荷で高度なOTセキュリティ運用を実現できるよう支援する。同サービスの特徴は下記の通り。
・優れた脅威検知力とリスク識別力
長年のセキュリティ事業による知見と製造現場の理解、パートナーが持つOTサイバーセキュリティインテリジェンスを組み合わせ、実在する攻撃手法、侵害パターンなどを多角的に分析し、OT特有の攻撃やその兆候、悪用可能な脆弱性を的確に検出。
・顧客環境に最適化されたアラートのトリアージ(検知の優先順位付け)
導入前の設計によってリスクを整理し、すべてのセキュリティアラートを通知するのではなく、顧客環境にとってアクションが必要なアラートのみにトリアージし、通知する。
・次のアクションを明確にしたリアルタイム通知
セキュリティ機器から出るアラート情報だけでなく、顧客環境を把握した上での対処の優先度、対処が必要な装置を明確化し、次に行うべき具体的な対策方針を案内。
・月次レポートによるセキュリティアドバイザリー
エキスパートが平時から顧客環境を監視し、脆弱性などのリスクと具体的な対策案を月次レポートで提供。古い設備などでセキュリティパッチの適用が難しい環境でも代替策を提言し、攻撃を受けにくい強固なセキュリティ実現を支援する。インシデント発生などの有事の際も、エキスパートによるインシデント対応支援(オプション)が可能。