独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月13日、FXC製AE1021およびAE1021PEにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏と神野亮氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
AE1021およびAE1021PE ファームウェアバージョン 2.0.10およびそれ以前
FXC株式会社が提供する情報コンセント対応型無線LANルータAE1021およびAE1021PEには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・弱い認証(CVE-2024-47397)
→マニュアルに記載されていない特定の文字列で当該製品の認証を回避される
・OSコマンドインジェクション(CVE-2024-53688)
→当該製品にログイン後のユーザによって任意のOSコマンドを実行される
・ドキュメント化されていない機能(CVE-2024-54457)
→当該製品にログイン後のユーザによってTelnetサービスを有効にされる
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。