セコムトラストシステムズ株式会社は12月11日、シスコシステムズ合同会社の最新クラウド型セキュリティソリューション「Cisco Secure Connect」のマネージドサービスの提供開始を発表した。同サービスの第一号顧客として千代田測器株式会社に採用されている。
「Cisco Secure Connect」は、様々な場所でネットワークやアプリケーションを利用する企業ユーザーに対し、安全なリモートアクセス環境とインターネットアクセス環境を提供し、SD-WANとSSEを統合してセキュア アクセス サービスエッジ(SASE)を容易に実現するクラウド型セキュリティソリューション。同サービスの主な特長は下記の通り。
1.専門家による導入サポート
サービスを利用する企業に専門のIT技術者がいなくとも機能を最大限に活用できるよう、セコムトラストシステムズの情報セキュリティに特化したIT技術者が導入をサポート
2.運用支援及びオプションによるSOCサポート
メール・電話対応による各種設定変更、顧客からの申告にもとづく障害発生時の切り分け対応の他、オプションとして、セコムトラストシステムズがセキュリティログを分析し、SOCオペレーターが「重大な脅威」または「潜在的なリスク」と判断したセキュリティインシデントについてメールで通知
3.様々な利用規模に対応したライセンス体系
サブスクリプション形式で企業規模や従業員数、必要な機能に応じた導入が可能
4.ハイブリッドワーク環境に対応
社内のみならず外出先やリモート拠点からでもユーザーの属性に応じ、様々なクラウドサービスや業務アプリ、社内情報に安全にアクセスできる、セキュアなハイブリッドワーク環境を実現
第一号顧客となる千代田測器ではこれまで、リモートユーザーのためにオンプレミス環境にVPN終端装置を設置していたが、「Cisco Secure Connect」による新たな機能を活用することで、クラウド経由によるクライアントベースのリモートアクセスVPN(VPNaaS)、またはブラウザベースによるVPNレスのZTNAアクセスなどが可能となった。
千代田測器 ソリューション営業部課長の古城憲一氏は「セコムクラウドセキュリティゲートウェイサービスの導入により、運用に手間のかかるVPN終端装置の設置が不要になりました。」とコメントしている。