政府の給与水準は民間部門より低いことが普通だが、それにしても英国の諜報・セキュリティ・サイバー機関の水準は、人材獲得競争においてかなり不利に働いているようだ。
政府通信本部(GCHQ)が最近、求人広告でサイバーセキュリティの主任エキスパートを募集したが、年俸は 41,935 ポンド(54,408ドル)とのこと。また、50,937 ポンド(66,085ドル)で契約してくれるサイバーセキュリティの上級エキスパートも募集している。この役職は、ロンドンに拠点を置く国家サイバーセキュリティセンターに配属されるため、さらに 6,250 ポンド(8,109ドル)のロンドン勤務手当が加算される。また、若干の「能力給」が付与されるかもしれない。
「この役職の業務は実践的かつ技術的であり、ソフトウェア開発やシステム構成・テスト、ソフトウェアとハードウェアのセキュリティ分析を含む可能性があります」と求人広告は説明する。「外部のパートナーやユーザーグループと協力して、洞察を深め、ソリューション開発を推進します」
応募者は、ハードウェアとソフトウェアのセキュリティ、システムとデバイスのセキュリティアーキテクチャに関するスキルを有し、コモディティの ITプラットフォームとネットワーク形成キットに精通し、暗号化技術をある程度身につけていることも望まれる。