ScanNetSecurity 創刊26周年キャンペーンの [早割] が本日 10 月 31 日 (木) 終了します。今回はご契約者に特典としてお送りする一番の大物 Black Hat USA 2024 バックパックをご紹介します。
だいぶ前の話になりますが何かのイベントで宮本久仁男さんがご登壇なさっていて、その中で記者が以前インタビューして書いて配信した記事についてありがたくも言及いただいていたので、その後のたしか懇親会のような場でたまたま同氏とすれ違った際に「その節は取材協力ありがとうございました」とお声がけしたところ、東京駅あるいは品川駅等の場所で突然会ったこともない見知らぬ(気持ち悪い)男に親しげに声をかけられてもしたかのような恐怖と戦慄の表情をされたことがあって実はこれは記者にとって「いい思い出」として記憶している事柄です。
インタビュー、講演、あるいは製品のデモ、何を取材していても記者というものはある意味常に空っぽで、それは「読者に刺さる発言をどうすれば相手から引き出せるか」「今のスライドは読者が参考にしたがるはずだが写真はちゃんと撮れただろうか」というふうに、想定する読者の関心や視点と同化しようとする不断の努力を長年続けた結果、取材時は何というか「恐山(おそれざん)のイタコ」的に、ある意味自分というものがなくなっているものです。イタコの記憶を思い返したときはもっぱら「なぜマリリン・モンローが日本語でしゃべるんだろう」的な、そこに「降りてきた人物」をおぼえているのであって、おばあさんご本人の名や顔を覚えていることは少ないと思います。
そんな風に読者の代理人となって本人は空っぽな透明な存在として取材のイベントなり会議室なりに存在し、部屋を出た 3 秒後には顔を思い出せなくなる状態を理想型と考える記者にとって「誰?」と恐怖あるいは怒気まじりの反応されたとき、すなわちまったく取材者が記憶に残っていないときこそ逆に仕事がうまくいったと実感することができます。ましてや宮本さんの場合、講演で紹介いただいたぐらいなのですから記事には一定の評価をいただいているということで、それでもインタビューしてその記事を書いた記者のことは何ひとつ覚えておらず恐怖と戦慄なのですから、これはひとつの「完全試合」達成の瞬間であったと思います。良い思い出というのはこういう理由です。
本日 10 月 31 日 (木) まで [早割] 実施中の ScanNetSecurity 創刊 26 周年記念キャンペーンの特典「Black Hat USA2024 参加者用バックパック」も同様の考え方で特典としてプレゼントするもので、Black Hat USA に参加して参加者に配られるバックパックを、記者は過去一度も背負ったり実際に使用したことがありません。なぜなら ScanNetSecurity 読者の「代わり」としてここに来ているという感覚があり、自分がそれを使うのは違うという感じが毎回しているからで、ここでも記者は透明であり空っぽで、「本来の持ち主」である本誌読者に返還するといった意味合いで、このバックパックを創刊キャンペーンの特典としてプレゼントすることに毎回しています。抽選でお送りできるのはたった 1 個だけなのですが希望者の方は決済時のメモ欄にご記載下さい。
今年の Black Hat USA 2024 バックパックは、主室が 2 室に分かれており(たぶん史上初)、1 室がノート PC と書類やペン、もう 1 室が一日分程度のシャツや着替えなどを収納できるようになっており、加えて「リュック」「肩掛け」「手提げ」と 3 ウェイの利用も可能で、過去見てきた参加者用バックパックの中で一番多機能な仕上りになっています。おそらく実に 2019 年から 5 年ぶりの本格フィジカル開催ということで気合いが入ったのでは。
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表面。今年のメインスポンサーのアルファベット順。
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裏面。バックパックの肩紐が収納された状態。
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バックパックの肩紐。
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肩掛け用のストラップ。
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ポケットが多い。ペットボトルは入らなそうな小ささ。
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数本程度のペンケースとして最適サイズであることが判明。
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背面のポケット。
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A4 サイズの書類収納はできないサイズ。財布やスマホ等には最適。
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「主室が 2 室」あると記載した一室目。ノート PC や A4 書類収納用。
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「主室が 2 室」あると記載した二室目。おそらく一回分のシャツや着替えの収納用。
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一室目。ノート PC や A4 書類、ペンやカード類も収納可。
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ガッカリさせることを書いておくと、このバックパックを受領した時点で PC 収納のところに、何かうっすら「足跡」的なものがひとつついていました。上記写真の右上をご覧下さい。おそらく素材裁断前に、工場等にクッション素材を床置きしていた際に作業者が歩いた等の理由で、製造工程でついた足跡と思われます。これを逆に「印刷ミスの切手みたいでレア」ぐらいに受け取っていただける心の広い方にお渡しできればと思います。
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ワイシャツや衣類は編集部内に準備がなかったのでもうひとつの特典の書籍を置いてみました。
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バックパックとして利用時。
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ショルダーバッグとして利用時。
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手提げバッグとして利用時。
最後にさらにガッカリすることを書くと、ノベルティ的なものなので重量物の長期間のヘビーデューティー的使用には耐えないと思います。とはいえ何かを感じ取っていただきたく。
ScanNetSecurity 創刊26周年キャンペーンの [早割] は本日 10 月 31 日 (木) 終了です。バックパック以外の特典の紹介(書籍 1、書籍 2)もご参照下さい。