GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は9月11日、陸海空3自衛隊に対し、演習を通じた実践的なサイバーセキュリティトレーニングを実施したと発表した。
同社は、YRP横須賀リサーチパークで7月22日から8月1日に実施された陸上自衛隊システム通信・サイバー学校の教育課程であるシステム防護課程における教育の一部を受託し、最新の技術教育とセキュリティインシデント発生時の具体的な対応策について、演習を通じた実践的なトレーニングを実施している。
同社が提供した教育では、自衛隊サイバー防衛隊をはじめとする陸海空3自衛隊に属するサイバー部隊の幹部から曹クラスまでの合計50名程度が参加し、セキュリティインシデント発生時の具体的な対応策を、演習を通じて学習した。
同社のスペシャリストが設計したカリキュラムは、最新のサイバー攻撃の脅威に対応するための具体的な技術と知識を提供し、理論だけでなくチームワークを重視した実践的な教育内容で、参加者はより実践に近いシナリオを通じて、効果的な防御策を習得することが可能となる。カリキュラム例は下記の通り。
・CSIRT座学:チームとして効果的にインシデント対応するための考え方やノウハウを学習
・ペネトレーションテスト技術:システムの脆弱性を特定し、対策を講じる手法を学習
・マルウェア解析:マルウェア解析の役割や方法を学習
・デジタルフォレンジック:インシデント対応におけるフォレンジック技術を学習
・SOCログ解析:SOCにおけるログ解析技術を習得し、脅威を特定する方法を学習
・インシデント対応総合演習:架空の民間企業でインシデントが起きたと想定し、検知から対処及び報告までのシナリオを実習