株式会社リンクアンドパートナーズは8月29日、従業員数50名以上の経営者1,006名を対象とした「企業のIT投資の実態調査」の結果を発表した。
同調査で、今年度はIT投資をしているか尋ねたところ、72.7%が「はい」と回答した。今年度のIT予算は昨年度と比較してどのように変化したかを尋ねたところ、「増加した」が26.8%、「やや増加した」が43.5%、「変わらない」が26.1%、「やや減少した」が3.0%、「減少した」が0.6%であった。
どのような分野でIT投資をしたか尋ねたところ、「サイバーセキュリティ」が49.4%で最多となり、「クラウドサービス」が46.9%、「人工知能(AI)」が36.5%と続いた。IT投資で実現したいことは何か尋ねたところ、「業務プロセスの効率化」が49.0%で最多となり、「コスト削減」が39.7%、「サイバーセキュリティの強化」が39.3%と続いた。
IT投資を検討、実施するうえでの障壁を尋ねたところ、「初期導入コストの高さ」が35.6%で最多となり、「予算の制約」が24.4%、「社内のITリソース不足」が19.3%と続いた。