株式会社ブロードバンドセキュリティ(BBSec)は8月14日、ネバダ州ラスベガスに米国法人BBSec USA, Inc.を設立すると発表した。
BBSecは今回、社会問題化するギャンブル依存症や、大規模施設へのサイバーセキュリティ攻撃の脅威などのMICE(Meeting, Incentive Travel, Convention, Exhibition/Event)を展開する際のリスクへの対策を研究する拠点として、世界で最大級のMICE市場を持つ米国に現地法人を設立し、ギャンブル依存症対策や展示会施設のセキュリティ対策の国際的な事業化に向けてグローバル展開を行うことを8月14日開催の取締役会で決議したとのこと。
BBSecでは2019年6月に、カジノ管理システム大手の米Table Trac, Inc.と日本国内における同システムの独占使用許諾権契約を締結しており、今後の大阪でのカジノを含む統合型リゾートの運用に不可欠なAIを用いたギャンブル依存症の予測分析機能の実装に向けた研究を進めていく。
また、施設のセキュリティ対策にあたっても、BBSecでは動画の超圧縮技術を持つ株式会社ティ・エム・エフ・アースと2024年4月に資本業務提携を行っており、認証・監視カメラ等への動画技術を用いたセキュリティ対策も進める予定。
子会社の名称は「BBSec USA, Inc.」で資本金は20,000米ドル、2024年9月20日の設立を予定している。