東京都は7月8日、公益財団法人東京しごと財団での個人情報漏えいについて発表した。
これは7月3日に、「シニア中小企業サポート人材プログラム」で再就職支援を希望した56名について、個人が特定されないよう匿名加工を施した人材情報を企業に提供すべきところ、同財団の職員が誤って個人が特定できる内部保存用のファイルを488社にメール送付したというもの。同日中に当該職員が送信したメールを確認し、誤ったファイルの送信が発覚した。
本来は56名の希望職種、希望条件、主な職歴、資格・自己PR、最寄駅のみであったが、これに加え漢字氏名、年齢、性別もメール送信した。
同財団では、全ての宛先(488社)にメール削除依頼のメールを送信するとともに、個別に電話やメールで謝罪及び削除の依頼を開始している。
また同財団では、受講者56名に状況の説明と謝罪を行っている。
同財団では今後、個人情報の適切な取扱いとメール送信内容のダブルチェックを改めて徹底するとのこと。