セイコーソリューションズ製 SkyBridge MB-A100 / MB-A110 および SkyBridge BASIC MB-A130 にコマンドインジェクションの脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.06.26(水)

セイコーソリューションズ製 SkyBridge MB-A100 / MB-A110 および SkyBridge BASIC MB-A130 にコマンドインジェクションの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月31日、セイコーソリューションズ製SkyBridge MB-A100/MB-A110およびSkyBridge BASIC MB-A130におけるコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月31日、セイコーソリューションズ製SkyBridge MB-A100/MB-A110およびSkyBridge BASIC MB-A130におけるコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

SkyBridge MB-A100/MB-A110 ファームウェア Ver. 4.2.2およびそれ以前のバージョン
SkyBridge BASIC MB-A130 ファームウェア Ver. 1.5.5およびそれ以前のバージョン

 セイコーソリューションズ株式会社が提供するSkyBridge MB-A100/MB-A110およびSkyBridge BASIC MB-A130には、コマンドインジェクションの脆弱性が存在し、当該製品にて遠隔監視制御機能が有効化されている場合、製品にアクセス可能な第三者によって、任意のコマンドを実行されたり、管理者権限でログインされたりする可能性がある。

 JVNでは、セイコーソリューションズが提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、セイコーソリューションズでは、本脆弱性を修正した下記のファームウェアをリリースしている。

SkyBridge MB-A100/MB-A110 Ver. 4.2.3以降
SkyBridge BASIC MB-A130 Ver. 1.5.7以降

 ファームウェアのアップデートが困難である場合、セイコーソリューションズでは下記の回避策または軽減策の実施を推奨している。

・回避策
遠隔監視制御機能の無効化
遠隔監視制御機能における、認証の有効化または暗号化の有効化

・軽減策
閉域網回線の利用

《ScanNetSecurity》

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