独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月22日、アクセス解析CGI「An-Analyzer」にオープンリダイレクトの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
有限会社アングラーズネットが提供するアクセス解析CGI An-Analyzerには、オープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2024-22113)が存在する。影響を受けるシステムは次の通り。
・2023年12月31日以前に公開されていたアクセス解析CGI An-Analyzer
細工されたURLにアクセスすることでこの脆弱性を悪用され、任意のWebサイトにリダイレクトされる可能性があり、結果としてフィッシングなどの被害に遭う可能性がある。
JVNではワークアラウンドとして、同製品に含まれる loc.cgi ファイルを削除するよう呼びかけている。
この脆弱性は、IPA産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室の岩田友臣氏が報告を行った。