独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月26日、PowerCMS における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
PowerCMS 6.31 およびそれ以前のバージョン (PowerCMS 6系)
PowerCMS 5.24 およびそれ以前のバージョン (PowerCMS 5系)
PowerCMS 4.54 およびそれ以前のバージョン (PowerCMS 4系)
※サポートが終了している PowerCMS 3系以前のバージョンも含む
アルファサード株式会社が提供する PowerCMS には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・管理画面におけるクロスサイトスクリプティング(CVE-2023-49117)
→当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
・会員サイトにおけるオープンリダイレクト(CVE-2023-50297)
→細工された URL にアクセスすることで任意のウェブサイトにリダイレクトされる
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。