フォーティネットジャパン合同会社は12月9日、生成AIアシスタント「Fortinet Advisor」について発表した。
生成AIアシスタント「Fortinet Advisor」は、ユーザー保護と組織業務運用の維持をオンラインで行えるよう設計されており、セキュリティ運用(SecOps)部門にサポートとガイドを提供し、チームの脅威探知と修復のスピードを高速化する。Fortinet Advisorは、同社のセキュリティ情報およびイベント管理ソリューションである「FortiSIEM」と、同社のセキュリティオーケストレーション、自動化、およびレスポンスソリューションである「FortiSOAR」の構成要素として提供される。
同社では、Fortinet Advisorがセキュリティ運用チームにもたらす利点として下記の4点を挙げている。
・セキュリティインシデントを解釈:Fortinet Advisorはアラートを迅速に分析し、理解しやすいインシデントサマリーを、そのコンテキストと生じ得る影響を含めて数秒以内に生成する。
・複雑な調査クエリを作成:Fortinet Advisorはセキュリティ分析の担当者の調査に役立つ生産的なクエリ作成を支援する。分析担当者は自らが必要とする洞察をFortinet Advisorに入力するだけで、有用な返答を返すための正確なコンピュータ構文をFortinet Advisorが作成する。
・修復プランを作成:Fortinet Advisorは脅威への迅速な対応に資する推奨修復プランを提示し、リアルタイムアナリスト機能からのフィードバックに基づきより精緻に対応可能となる。
・プレイブック作成支援:Fortinet Advisorはセキュリティアーキテクトによるプレイブックのテンプレート作成を支援し、各プロセスから迅速に実行可能なプランを構築可能となる。
フォーティネットの創設者でプレジデント兼最高技術責任者(CTO)のMichael Xie氏は、「フォーティネットの巨大なインテリジェンスネットワークと生成AIのメリットを組み合わせることで、セキュリティ運用チームの生産性を高めつつ脅威の検出と修復を加速します。」とコメントしている。