独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月16日、Cisco Secure Email Gateway におけるスキャン回避の問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。国立大学法人 電気通信大学の大谷孟宏氏とテロイヤン マイケルジョシュア 氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Cisco Secure Email Gateway 15.5 より前のバージョン
Cisco Systems が提供する Cisco Secure Email Gateway にはメール添付されたファイルにアンチウイルススキャンを行う機能が実装されているが、細工されたファイルが添付されたメールをスキャンする際に、当該ファイルを検知できない場合があることが報告されており、問題のある添付ファイルが当該製品によって削除されず、受信者に配送される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は、アップデートでファイルスキャンルールが更新されることで解決される。