独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月4日、Citadel WebCit のインスタントメッセージング機能におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ファイブドライブの谷口友郎氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Citadel 994 より前のバージョン
Citadel が提供する Citadel WebCit には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在し、悪意を持ったユーザによって JavaScript コードを含むインスタントメッセージが送信された場合、宛先ユーザのウェブブラウザ上で当該スクリプトが実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、本件の対策を行ったバージョン 994 をリリースしている。