株式会社セキュアヴェイルは9月20日、医療機関向けのサイバーセキュリティ対策に特化した「NetStare for Medical」シリーズを10月1日から提供すると発表した。
同社が創業から22年にわたり提供する「NetStare」は、SOC(Security Operation Center)とNOC(Network Operation Center)を融合させた24時間365日体制の統合セキュリティ運用サービスで、ユーザー企業のネットワーク機器を常時1.1万台以上監視し、 1日25億件の膨大なログを収集、 機器故障や通信障害、サイバー攻撃などをいち早く発見する。
厚生労働省は、医療機関等が患者の電子カルテなどの医療情報を適切に管理するための必要な措置として「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6版」を公表しており、医療機関では同ガイドラインの理解と早急な医療情報システムへの安全管理の実効性を高める対応が急務となっている。
同社では長年のセキュリティサービスの経験をもとに、医療機関内での業務や機能・運用・システム管理などガイドラインへの実効性を補完できるよう医療機関向けに特化しチューニングしたセキュリティサービス「NetStare for Medical」シリーズを提供することで、それぞれの医療機関で不足した機能や対応への実現を支援する。
同サービスで提供する医療機関向けサイバーセキュリティ対策は下記の通り。
1.ネットワーク・サーバーの監視やログ収集サービス
2.ランサムウェア攻撃の検知通知サービス
3.内部脅威検知サービス
4.外部接続(VPN・閉域網)監視、脆弱性管理サービス
5.インターネットとの境界防衛サービス
なお、サービス料金は医療機関の病床数等から算出できるような提供形態とする。