独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月31日、D-Link製Wi-Fi USBアダプターDWA-171向けソフトウェアドライバーにおける権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の条件を満たすD-Link DWA-171アダプターのすべてのCハードウェアリビジョン。
ファームウェアv3.04b02 Hot-Fix Beta 2およびそれ以前
D-Linkが提供するWi-Fi USBアダプターであるDWA-171向けソフトウェアドライバーには、権限昇格の脆弱性が存在し、システムアカウントとしてコードを実行され、機微な情報へアクセスされたり、システムを変更されたりする可能性がある。
D-Linkは、Microsoft Windowsオペレーティングシステム用のソフトウェアドライバーを提供しているが、2023年4月19日時点での最新のソフトウェアドライバーが、引用符で囲まれていないサービスパスの脆弱性の影響を受けることが判明していた。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアアップデートするよう呼びかけている。