大日本印刷株式会社(DNP)は7月26日、警視庁サイバーセキュリティ対策本部による「メタバースを利用した訓練実施委託」に採用されたと発表した。
本事業では、DNPが2023年7月13日に提供を開始した「ロールプレイング型のメタバース構築サービス」を活用し、サイバーセキュリティ関連のインシデントが発生した際の迅速かつ適切な対応方法の習得に特化した訓練を行う。
本事業は、警視庁職員をはじめ2022年7月26日締結の「サイバーセキュリティ人材の育成に関する産学官連携についての協定」の関係者(警視庁、大学、DNP等の企業)に向けて、2024年1月19日にサービス提供を開始する予定。
今回のメタバースを利用した訓練は、1グループ4名を基本として、同時に10グループまでの接続が可能で、多くの受講者が学べる環境を提供する。
訓練では、各参加者に組織上の役割(ロール)を割り当て、各参加者はボイスチャット機能を活用して互いにコミュニケーションを取りながら、協力してシナリオを進め、インシデント発生時に必要となる対応について学習する。
参加者は実際の訓練に加え終了後の振り返りを通じて、サイバーインシデント発生時に企業が一般的に行う対処法を理解し習得することができる。