独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月16日、Panasonic 製 AiSEG2 における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。日本電気株式会社の外山拓氏、さくらインターネット株式会社の江草陽太氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2023-28726
AiSEG2 ファームウェア Ver. 2.80F から 2.93A まで
・CVE-2023-28727
AiSEG2 ファームウェア Ver. 2.00J から 2.93A まで
Panasonic 製 AiSEG2 には、下記のような影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・OS コマンドインジェクション(CVE-2023-28726)
→当該製品にログイン可能な遠隔の第三者によって任意の OS コマンドを実行される
・認証不備(CVE-2023-28727)
→隣接するネットワーク上の第三者によって製品の認証を回避される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。