株式会社クラフは6月1日、セキュリティ・マネジメント・システム「S4」の無償プランの新規申込受付を同日から再開すると発表した。
同社が開発したS4は、セキュリティの社会課題を解決する仕組みを兼ね備えたセキュリティ・マネジメント・システムで、誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくり、セキュリティの格差をなくすことで、安心で安全なインターネットを目指している。
同社では2022年9月1日の「S4」リリース以降、サプライチェーンリスクに代表されるセキュリティの社会課題解決を望む声がある一方で、その解決自体が他人事になっている一面が明らかになったとし、共生と分配の文化の醸成に注力するために、無償プランの申込受付を一時休止する旨を2022年11月17日に公表していた。
同社では2022年11月からの半年間で、セキュリティの社会課題解決へ継続的に取り組むために、下記の通りS4の「文化を醸成」し「機能を改善」し「運営を維持」する体制を整備したため、無償プランの新規申込受付を再開するとのこと。
・文化の醸成:共生と分配の文化を醸成させるため、業界・地域を超えて、S4を広げて繋げる活動を継続
具体的な取組:国際医療支援のジャパンハートへの『S4』の提供、S4の東南アジア展開をベトナム発でスタート
・機能の改善:S4がセキュリティ対策の「面倒なことを簡単に、複雑なことをシンプルに」するため、機能の開発と改善を継続
具体的な取組:『S4』で脆弱性診断の結果を管理できる「脆弱性診断ポータル」機能をリリース
・運営の維持:限りある社会資源としてのS4を誰の手にも届け、セキュリティの格差を解消する活動を継続
具体的な取組:『S4』のサービス約款の改定