株式会社クラフは5月11日、同社のセキュリティ・マネジメント・システム「S4」を東南アジア向けに提供すると発表した。東南アジア向けS4は、ベトナム SHIFT ASIA CO., LTD.との協業で運営される。
同社が開発したS4は、セキュリティの社会課題を解決する仕組みを兼ね備えたセキュリティ・マネジメント・システムで、誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくり、セキュリティの格差をなくすことで、安心で安全なインターネットを目指している。
同社によると、東南アジアは所得の格差により、セキュリティ予算が少ない、人材と技術が未熟など、セキュリティリスクが顕在化しやすい地域で、東南アジアのセキュリティリスクを放置することは、サプライチェーンリスクを放置することと同じと捉えている。
SHIFT ASIAでは、S4をベトナム国内の企業や公共施設をはじめとする、より多くの企業・団体への導入を目指しており、また、ベトナムをはじめとした東南アジアのS4ユーザー向けの機能の独自開発も検討している。