独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月30日、Starlette におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの山根将司氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Starlette 0.13.5 およびそれ以降で 0.27.0 より前のバージョン
Encode が提供する Starlette には、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在し、特定の条件下で遠隔の第三者に当該製品を使用して構築した Web サービス内のファイルを閲覧される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお、本脆弱性の対策として Starlette 0.27.0 がリリースされている。