独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月18日、Qrio Lock (Q-SL2) における Capture-replay による認証回避の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Qrio Lock (Q-SL2) 2.0.9 およびそれ以前のファームウェアバージョン
Qrio株式会社が提供する Qrio Lock (Q-SL2) には、Capture-replay による認証回避の脆弱性が存在し、当該製品の通信データを解析した第三者に特定の条件下で当該製品を操作される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアおよび関連製品をアップデートするよう呼びかけている。