一般社団法人セキュリティ・キャンプ協議会は4月10日、3つのセキュリティ・キャンプ(セキュリティ・キャンプ全国大会2023、セキュリティ・ネクストキャンプ2023、セキュリティ・ジュニアキャンプ2023)の開催告知を発表した。
セキュリティ・キャンプは、日本における将来の高度IT人材となり得る優れた人材の発掘と育成を目的としたIPAの事業の一つ。セキュリティ分野に興味を持ち、将来同分野で活躍したいという意志をもった若者に対して、高度な情報セキュリティ技術の習得機会を提供している。
●セキュリティ・キャンプ全国大会2023
セキュリティ・キャンプ全国大会2023は、IPAとセキュリティ・キャンプ協議会が中心となって行っているセキュリティ・キャンプ事業のメインイベントとなるもの。8月7日(月)から8月11日(月)まで、合宿形式で開催する。情報セキュリティ技術に興味を持った若者(13~22歳)から選抜し、選抜された参加者は受講料、宿泊費、食費、教材費などの負担なく参加できる。
応募資格は、2024年3月31日時点で13歳以上22歳以下であること、日本国内在住で、日本国内の学校に在籍する学生であること、未就業かつ未起業であること(パート・アルバイトは応募可能)、セキュリティ・キャンプ全国大会に初めて参加することなどとなっている。応募課題の提出も必要。また、専門コースと開発コースのいずれかを選択する。
・セキュリティ・キャンプ全国大会2023
日時:8月7日(月曜日)~11日(金曜日)
場所:クロス・ウェーブ府中
募集人数:80名程度
参加費:無料(受講に必要なPCや通信環境等は、受講者本人が用意)
エントリー締切:5月15日(月曜日)
課題提出締切:5月22日(月曜日)
●セキュリティ・ネクストキャンプ2023
セキュリティ・ネクストキャンプ2023は、セキュリティ・キャンプ全国大会に対してさらに高度な教育を行うための特別プログラム。参加可能な年齢の上限を25歳に引き上げ、セキュリティ・キャンプ全国大会の過去の修了生も参加可能となる。今年は昨年に引き続き「基盤技術の魅力」をテーマとし、行動科学、XR、法律と倫理、国際政治など、サイバーセキュリティに関わる新たな常識として知っておくべき講義が行われる。
応募資格は、2024年3月31日時点で13歳以上25歳以下であること、日本国内在住で、日本国内の学校に在籍する学生であること、未就業かつ未起業であること(パート・アルバイトは応募可能)、セキュリティ・ネクストキャンプに初めて参加することなどとなっている。
・セキュリティ・ネクストキャンプ2023
日時:8月7日(月曜日)~11日(金曜日)
場所:クロス・ウェーブ府中
募集人数:10名程度
参加費:無料(受講に必要なPCや通信環境等は、受講者本人が用意)
エントリー締切:5月15日(月曜日)
課題提出締切:5月22日(月曜日)
●セキュリティ・ジュニアキャンプ2023
セキュリティ・ジュニアキャンプ2023は、2022年までの「ジュニア開発ゼミ」の流れを汲み、本年度より新設された新しいイベント。小中学生を対象として、座学ではプログラムやセキュリティにまつわる原理や仕組みなどを重視した基礎体力的な講義を実施。また、開発の時間を多く割いており、参加者それぞれがテーマを決め、最終日までに一つのプログラムを形にすることを目標とする。
応募資格は、2024年3月31日時点で15歳以下であること、日本国内の学校に在籍する生徒、児童であること、未起業であること、セキュリティ・ネクストキャンプに初めて参加すること。そして、コマンドラインでの操作をしたことがあること、あるいは自分のアイデアを一人でプログラムの形にしたことがあることも求められる。
・セキュリティ・ジュニアキャンプ2023
日時:8月7日(月曜日)~11日(金曜日)
場所:クロス・ウェーブ府中
募集人数:4名程度
参加費:無料(受講に必要なPCや通信環境等は、受講者本人が用意)
エントリー締切:5月15日(月曜日)
課題提出締切:5月22日(月曜日)