独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は3月29日、「IoT開発におけるセキュリティ設計の手引き」を更新し、公開した。この手引きは、IoT機器およびその使用環境で想定されるセキュリティ脅威と対策を整理したもので、2016年5月12日に初版が公開されている。
手引きでは、IoTの構成要素を「サービス提供サーバ・クラウド」「中継機器」「システム」「デバイス」「直接相互通信するデバイス」の5つに分類して定義し、IoTの全体像をモデル化。その上で、各構成要素における課題の抽出・整理を行っている。
抽出された課題を踏まえ、IoT機器やサービスのセキュリティ設計にあたって行うべき「脅威分析」「対策検討」「脆弱性への対応」について解説している。セキュリティガイドには、「OWASP Internet of Things Project」「OTA IoT Trust Framework」「GSMA IoT Security Guidelines & Assessment」を取り上げている。
今回の更新では、IoT関連のセキュリティガイドライン等の表の更新、参考文献のリンク確認・修正が行われている。