独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月22日、SHIRASAGI における複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の戸田廉氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
SHIRASAGI v1.16.2 およびそれ以前
SHIRASAGI Project が提供する SHIRASAGI には、スケジュール機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-22425)とTheme切り替え機能における格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-22427)の脆弱性が存在する。
想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2023-22425)、当該製品を使用しているサイトにアクセスしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2023-22427)可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデート呼びかけている。なお本脆弱性は「SHIRASAGI v1.17.0」で修正されている。