独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月13日、プラネックスコミュニケーションズ製 ネットワークカメラ CS-WMV02G における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。横浜国立大学ノ佐々木貴之氏、森井裕大氏、乃万誉也氏、吉岡克成氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
有線/無線LAN パン・チルト対応ネットワークカメラ CS-WMV02G すべてのバージョン
プラネックスコミュニケーションズ株式会社が提供する有線/無線LAN パン・チルト対応ネットワークカメラ「CS-WMV02G」には、次の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-22370)
→当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
・クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2023-22375)
→当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる
・反射型クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-22376)
→当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
プラネックスコミュニケーションズでは既に当該製品のサポートを終了しているため、JVNでは恒久的な対策として、製品の使用を停止するよう呼びかけている。