Trellixは12月14日、2022年の10大セキュリティ事件ランキングを発表した。
同ランキングは、日本国内の経営層や情報システム部門などのビジネスパーソンを対象に実施した「2022年の情報セキュリティ事件に関する意識調査」の結果を基にしたもので、対象となったのは、前回の調査の後の2021年12月から、2022年11月までに報道されたセキュリティ事件。なお、同調査は2014年から毎年実施しており、ランキングの発表は9回目となる。
2022年のランキングは、内部不正や不注意による情報漏えいのほか、ロシア・ウクライナ関連の地政学的リスクを背景とする事象、ランサムウェアをはじめ猛威を振るうサイバー攻撃に関する事象、の3トピックが占める結果となっている。
調査結果を基にランク付けした2022年の10大セキュリティ事件は下記の通り。なお、調査結果には事業会社としての慎重な判断か個社名の記載はなかったため、編集部で該当する事件の社名・サービス名を補足記載し、発生当時の記事URLを記載した。
1位(48.8%):回転ずし大手「はま寿司」の元役員が競合企業に転職する際に営業秘密を持ち出し、その後も商品原価や仕入れ値など不正に取得したデータを転職先の「かっぱ寿司」側に提供した(9月)
2位(41.0%):トヨタ自動車グループの主要仕入れ先である小島プレス工業株式会社がサイバー攻撃を受け、自動車メーカーが国内全14工場、28ラインを停止することになった(2月)
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2022/03/24/47349.html
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2022/03/04/47236.html