2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向、メタップスペイメント情報漏えいの問題点も指摘 | ScanNetSecurity
2025.02.28(金)

2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向、メタップスペイメント情報漏えいの問題点も指摘

 株式会社NTTデータは10月20日、2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向について、調査結果を公表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」目次
  • 「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」目次
  • 「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」メタップスペイメント社インシデント対応 時系列経緯
  • 「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」Emotet 感染被害事例
  • 「グローバルセキュリティ動向 四半期レポート 2021年度 第4四半期」Emotet への技術的/人的対策

 株式会社NTTデータは10月20日、2022年1月から3月のサイバーセキュリティに関するグローバル動向について、調査結果を公表した。

 同社では、顧客やNTTデータグループ内でのセキュリティ被害抑止を目的に、ニュースリリースやWebサイト、新聞、雑誌等の公開情報を収集し、セキュリティに関するグローバル動向を調査、変化を捉えるために四半期ごとに作成している。

 大手企業の四半期セキュリティレポートと聞くと、刊行する意味がなくはないかもしれないが、ユーザー企業の実務者にとって肝心なことはほとんど書かれていない、おためごかしの資料をScanNetSecurity読者は想像するに違いないが、このレポートは希に見る例外である。

 同調査では2021年度第4四半期のグローバル動向として、NFTに潜むセキュリティリスクやFIDOの新バージョン(WebAuthn Level 3)の説明、感染拡大しているEmotetの状況などを取り上げている。

 特にEmotet被害では、2021年度第4四半期のEmotetの感染再拡大について、感染被害事例70件を恐るべきことに/尊敬すべきことにバイネームで列挙し、感染手法の最新動向や感染状況の分析を行い、具体的な対策方法にも言及している。日本で感染が多いEmotetは、ある意味「グローバル」とは真逆なのだが、いまユーザー企業が真に困っていることに手当てする内容である。


《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×