ゼットスケーラー株式会社は10月4日、Cybersecurity Insiders が実施した調査結果をまとめた年次レポート「2022年版 VPNリスクレポート(日本語版)」を発表した。
同レポートでは、グローバルに展開する北米の企業に勤務するIT専門家350人以上を対象に調査を実施、リモートアクセス環境の現状や最も多く報告されているVPNの危険性、ゼロトラスト導入の増加に関する分析などをまとめている。
同レポートによると、調査対象企業の78%がランサムウェア攻撃を懸念していることが判明した。
同レポートでは、VPNについて、調査対象企業の44%がリモートワークの採用以降にVPNを標的とする攻撃の増加を経験しており、65%の組織がVPNに代わる手段の採用を検討していることを取り上げている。
また同レポートでは、VPNのセキュリティについて、71%の組織がIT環境を危険にさらす可能性があると懸念しており、「今の安全なリモートア クセスソリューションが必要なレベルのセキュリティを提供できない場合、リモートアクセス戦略を調整する必要があるのではないか」という疑問につながると指摘している。
リモートワークやハイブリッドワークに移行して以降、調査対象企業の68%がゼロトラスト施策は加速していると回答しており、2021年の59%から増加している。