日本電気株式会社(NEC)は9月22日、「NECグループ製品セキュリティ情報」に脆弱性問題を3件追加したと発表した。
追加した脆弱性問題は下記の3点。
・Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート
攻撃者によって、リクエストをAJPサーバに転送される(CVE-2022-26377)
攻撃者によって、境界外読み取りが行われる(CVE-2022-28330)
攻撃者によって、意図しないメモリを読み取られる(CVE-2022-28614)
攻撃者によって、サーバのクラッシュや情報の窃取が行われる(CVE-2022-28615)
攻撃者によって、サービス運用妨害(DoS)状態にされる(CVE-2022-29404、CVE-2022-30522)
攻撃者によって、情報が窃取される(CVE-2022-30556)
攻撃者によって、IPベースの認証を回避される(CVE-2022-31813)
対象となる製品はSimpWright すべてのバージョン。
・OpenSSLに複数の脆弱性
リモートコード実行(CVE-2022-2274)
OpenSSL 3.0.4リリースのAVX512IFMA命令をサポートするX86_64CPUのRSA実装不備により、2048ビットの秘密鍵を使用すると、計算中にメモリ破壊が発生する可能性がある。
メモリ内のデータが読み取られる(CVE-2022-2097)
32ビットx86プラットフォーム向けのAES OCBモードにて、AES-NIアセンブリ最適化実装を使用するとデータが暗号化されない場合がある。
対象となる製品はReportFiling すべてのバージョン。
・Apache Struts 2において任意のコードを実行される脆弱性(S2-062)
Apache Struts 2は不適切な入力確認(CVE-2021-31805)に起因する任意のコードが実行可能な脆弱性により、遠隔の第三者に任意のコードを実行される可能性がある。本脆弱性はS2-061(CVE-2020-17530、JVN#43969166)における修正が不十分であったことが原因。
対象となる製品はESMPRO/ServerManager SM6.10~6.58、SM7.00~7.12。