独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月22日、ユニモテクノロジー製デジタルビデオレコーダにおける重要な機能に対する認証の欠如の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究所の森好樹氏、丑丸逸人氏、久保正樹氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
UDR-JA1004/JA1008/JA1016 ファームウェアバージョン v1.0.20.13およびそれ以前
UDR-JA1016 ファームウェアバージョン v2.0.20.13およびそれ以前
ユニモテクノロジー株式会社が提供する複数のデジタルビデオレコーダ製品には、機器管理用のWebインターフェイスに重要な機能に対する認証の欠如の脆弱性が存在し、遠隔の第三者が細工したリクエストをWebインターフェイスに送付することで、当該製品上で認証なく任意のOSコマンドを実行される可能性がある。なお報告者によると、本脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとのこと。
JVNでは、ユニモテクノロジーが提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。