独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月27日、Android アプリ「Hulu」に外部サービスの API キーがハードコードされている問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ブロードバンドセキュリティの佐藤竜氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Android アプリ「Hulu」バージョン 3.0.47 から 3.1.2 より前のバージョン
HJホールディングス株式会社が提供する Android アプリ「Hulu」には、外部サービスの API キーがハードコードされている問題が存在し、アプリ内のデータを解析され外部サービスと連携するための API キーが不正に窃取される可能性がある。
なお、本脆弱性で製品利用者が直接影響を受けることはない。
開発者は2022年6月7日に、当該 API キーを無効化しており、バージョン 3.1.1 以前でも本脆弱性の影響は受けず、ユーザは本脆弱性への自発的行動を取る必要はない。また現在は、API キーを内包しないバージョン 3.1.2 が提供されている。