独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は4月25日、基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化について発表した。
基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアの登竜門でITに関する基本的な知識・技能を評価する国家試験。情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、部門における情報セキュリティリーダー向けに組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的な知識・技能を評価する国家試験。
通年試験化によって、これまで年2回(上期・下期の一定期間)実施していた試験を、受験者が都合の良い時期・日時を選択することが可能となる。変更後の試験は2023年4月から開始予定で、申込方法や受験規約などの詳細は、後日改めて案内を行う。
出題形式についても、午後問題のコンパクト化し、出題数・解答数の変更などで試験時間を30~40%短縮する。出題範囲についても、FEではこれまで、擬似言語(アルゴリズムを表現するための擬似的なプログラム言語)と個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題を実施してきたが、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う擬似言語に統一する。