外務英連邦省でスパイウェア「Pegasus」感染の疑い、Citizen Lab’sが観測 | ScanNetSecurity
2024.04.24(水)

外務英連邦省でスパイウェア「Pegasus」感染の疑い、Citizen Lab’sが観測

 カナダのCitizen Lab’sは現地時間4月18日、英国の公式ネットワーク内でのスパイウェア「Pegasus」感染の疑いについて発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向

 カナダのCitizen Lab’sは現地時間4月18日、英国の公式ネットワーク内でのスパイウェア「Pegasus」感染の疑いについて発表した。

 Citizen Lab’sでは2020年と2021年に、英国の公式ネットワーク内でPegasusの感染が疑われる複数の事例を観測し、英国政府に通知を行っている。

 Citizen Lab’sによると、外務英連邦省(Foreign and Commonwealth Office、FCO)(現:外務英連邦開発省 Foreign, Commonwealth & Development Office、FCDO)に関連する感染の疑いがあるのはUAE、インド、キプロス、ヨルダンに関連するPegasusオペレータで、英国首相官邸で疑われる感染は、UAEに関連するPegasusオペレータとのこと。

 FCO及びその後継機関であるFCDOでは多くの国に職員を配置しているため、Citizen Lab’sが観測したPegasus 感染の疑いは、2021年にウガンダで米国国務省職員が使用した外国電話番号のハッキングと同様に、海外にあるFCOデバイスと外国SIMカードに関連する可能性あると推測している。

《ScanNetSecurity》

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