サイバー犯罪グループを捜査中のイギリス警察が、相次いで逮捕者を出した。
警察は恐喝型ランサムウェアで悪名高い犯罪グループ「Lapsus$」を捜査、16 歳から 21 歳までの 7 名を拘束、その後釈放した模様。ただしロンドン市警の木曜日(24 日)の発表では詳細は明らかにされていない。
警察は「ハッカーグループの捜査に関連して、16 歳から 21 歳までの 7 名を逮捕した。全員を釈放したが取り調べは継続中。捜査はまだ続いている」と発表した。
BBC の報道によると、逮捕者には、グループのリーダーの一人とされるオックスフォード出身の 16 歳の少年も含まれている。ただし法律によりその身元は公表できない。
放送で伝えられた少年の父親の発言は以下の通り。「最近まで私は何も知りませんでした。息子の口からハッキングの話が出たことはありません。ただコンピュータはとても得意で、長時間コンピュータを触ってはいました。ゲームをしているとばかり思っていたんです。コンピュータにはもう触らせないようにしますよ」
この少年のグループへの関与の疑いを水曜日(23 日)に最初に報じたのはブルームバーグ。記事の中でセキュリティリサーチャーらは、少年が一味の首謀者であると主張している。Lapsus$ は、大胆な手口でマイクロソフト、サムスン、ボーダフォン、Oktaなどの大手企業のシステムに侵入した悪質なグループである。