クラウドストライク株式会社は3月8日、今回で8回目となる年次報告書「2022 CrowdStrike Global Threat Report(2022年版CrowdStrikeグローバル脅威レポート)」を公開した。
同レポートでは、Big Four(四大国家:イラン、中国、ロシア、北朝鮮)による新たな攻撃手法の概要やLog4Shell攻撃の余波に関する詳細、攻撃者がマルウェアの使用から、直近の検知事例の62%を占めるマルウェアフリーへと移行している実態も取り上げている。
同レポートによると、ランサムウェア関連の情報漏えいは2020年の1,474件と比較し2021年は82%増加し、2021年12月31日時点で2,686件の攻撃を観測、1週間あたり平均50件以上の標的型ランサムウェア活動を確認している。ランサムウェアに関連する身代金要求額は平均610万ドルで、2020年から36%増加した。
同レポートは、WOLF(トルコ)及びOCELOT(コロンビア)の新たな2つの国家主導型攻撃者を含めた、同社が世界中で追跡している21の新たな攻撃者について解説している。