デジタルアーツ株式会社は2月24日、2019年から2021年の国内組織での情報漏えい等のセキュリティインシデントを、対象組織による公開報告書とマスメディアによる報道資料をもとに独自に集計したセキュリティレポートを公開した。
同レポートによると、2021年の国内セキュリティインシデントは697件で前年の607件を上回り、最多は「不正アクセス」の203件、次いで「誤操作、設定不備」によるインシデントが171件であった。
2021年のランサムウェア被害は32件と「マルウェア感染」インシデント39件の大半を占め、2019年の6件、2020年の11件から急増している。
2021年の「不正アクセス」インシデントで何が原因となったか分類した結果、「脆弱性」が48%とおよそ半数を占め、特に被害が多かった組織は、ECサイト(通販サイト)を運営している組織であった。