インド準備銀行( RBI )は同国の金融部門に対し、IT 業務のアウトソーシングが「金融、業務運営、風評における重大なリスクを引き起こしかねない」 と警告した。
この見解は RBI が先週、「開発および規制政策声明」 の中で述べたものだ。声明では、医療インフラに対する緊急融資やクレジット・デフォルト・スワップといった課題の検討ののち、「 IT アウトソーシングにかかわる通達および IT におけるガバナンス、リスク、統制、保証実務にかかわる通達」という項に移る。
この項は次のような見解で始まる。「金融システムでは重要なITサービスの大規模な活用およびアウトソーシングが行われている。その担い手である規制対象の事業体はフィンテック企業を通じて最新技術にアクセスしやすく、効率化が進んでいる」
ここまでは問題ない。だが、この項は次のように展開していく。