独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月12日、WordPress 用プラグイン Quiz And Survey Master における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。末吉大輝氏と三井物産セキュアディレクション株式会社の荒牧努氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Quiz And Survey Master 7.3.7 より前のバージョン
ExpressTech が提供する WordPress 用プラグイン Quiz And Survey Master には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2022-0180)、反射型クロスサイトスクリプティング(CVE-2022-0181)、格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2022-0182)の複数の脆弱性が存在する。
想定される影響としては、当該製品に管理者権限でログインしているユーザが細工されたページにアクセスした場合に意図しない操作をさせられる(CVE-2022-0180)、当該製品に管理者権限でログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2022-0181)、当該製品を使用しているサイトにアクセスしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2022-0182)可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。