クラウドストライク株式会社は12月23日、Log4j2の脆弱性(CVE-2021-44228)についての調査結果を発表した。
Log4j2は、ApacheWebサーバに組み込まれているオープンソースのJavaベースのロギングフレームワークで、11月下旬から12月上旬にかけてLog4j2ユーティリティに影響を与える重大な脆弱性(CVE-2021-44228)が報告され、12月9日の時点でアクティブな悪用を実際に確認している。
CrowdStrike Intelligenceでは、悪用の些細な性質と内部及び外部のデータソースに基づいた調査からも、12月9日以降に多数の攻撃者がLog4j2の脆弱性を積極的に広範囲に悪用していると評し、データソースはトラフィックの大幅な増加を示し、JNDI 及び LDAP サービスを標的としたスキャン・エクスプロイトの試みを示している。
またCrowdStrikeでは、国家主導の攻撃者グループが関係するインフラストラクチャにホストされている悪意のある Java クラスファイルを特定しており、 Java コードは攻撃者固有のツールとして既知のインスタンスをダウンロードするために使用され、最近公開された Log4Shell エクスプロイト(CVE-2021-44228)と組み合わせて使用される可能性があると指摘している。