グーグル合同会社(Google)は11月16日、使用されなくなった同社アカウントの保護についてブログ記事で発表した。 同社では、使用されず放置された古いアカウントについて、サイバー犯罪のターゲットになる可能性を指摘し、その実例として石油パイプライン会社 Colonial Pipeline へのランサムウェア攻撃では使用されなくなった多段階認証が適用されていないアカウントを通して発生したことや、 T-Mobile への不正アクセスも、古い請求ファイルを通して、使用されなくなったプリペイドアカウントの情報がアクセスされたことを挙げている。 同社では使用されなくなったアカウントがもたらすセキュリティリスクに対し、アカウント無効化管理ツールを提供しており、同ツールを利用することでGoogle がアカウントを無効と見なすべきタイミングを3か月、6か月、12か月、18か月から選択できる。また同ツールでは、Google が無効になった Google アカウントを削除するかどうか、Google アカウントが無効になった際に、Google が通知する人を10人まで選択できる。