JPCERT/CC 2021年第3四半期インシデント報告、改ざんされたWebサイトから偽ECサイトへの転送を複数確認 | ScanNetSecurity
2021.12.02(木)

JPCERT/CC 2021年第3四半期インシデント報告、改ざんされたWebサイトから偽ECサイトへの転送を複数確認

一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月14日、2021年7月1日から年9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」を公開した。

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー
 一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月14日、2021年7月1日から年9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCに寄せられたインシデント報告件数は12,469件で、前四半期(10,274件)から21%増加した。

 同四半期のインシデントの内訳は「フィッシングサイト」が71.8%、「スキャン」が14.7%となった。フィッシングサイトの報告件数は6,311件で、前四半期の4,841件から30%増となっている。内訳では、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は3.533件で、前四半期の2,732件から29%増加、国外のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は1,570件となり、前四半期の1,134件から38%増加した。

 同レポートによると、同四半期に報告のあったWeb サイト改ざんの件数は579件で、前四半期の251件から131%増加している。同四半期では改ざんされた Web サイトから偽ECサイトへ転送される事例が複数寄せられており、改ざんされたWeb サイトには難読化された不正な JavaScriptコードが挿入され、アクセスしてきたブラウザのReferrerの値をチェックし、検索エンジン経由のアクセスと判断された場合のみ、転送する仕組みとなっている。また前四半期から引き続き、改ざんされた Web サイトに不正な PHP スクリプトが設置された結果、訪問者がラッキービジター詐欺ページへ転送される事例が複数寄せられている。

 同四半期に報告のあった標的型攻撃の件数は4件で、前四半期の5件から20%減少している。確認されたインシデントとして、暗号資産交換業者を狙ったと考えられる「JavaScript をダウンロードさせるショートカットファイルを用いた攻撃」や、「PulseSecure の脆弱性を悪用した攻撃」でデバイス上に Webシェルを設置されるインシデントに関する報告が寄せられている。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×