Amazon所有の動画配信サイトTwitchがハッキング被害、ソースコードなど120GB超のデータ流出 | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

Amazon所有の動画配信サイトTwitchがハッキング被害、ソースコードなど120GB超のデータ流出

念のため利用される方はパスワードの変更などを行う方が良いかもしれません。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい

Amazonが所有する動画配信サイトTwitchがハッキングされ、ストリーミングサービスにまつわるソースコードや、動画配信者に支払われた金額、Amazonによる未発表のSteamに対抗するサービスなど、120GB超に及ぶ大量のデータが流出したことが明らかになりました。複数の海外メディアが報じています。

発端は海外の掲示板サイト4chanへの投稿。当該の投稿では、Twitchのコミュニティを忌むべき場所とし、漏洩させる理由として、オンライン動画配信の業界に混乱をもたらし競争を促す為と書かれています。

また、内容は下記のもので構成。海外メディアVGCなどではこの漏洩データが本物であることを確認したことが伝えられています。

  • サービス初期からのコメント履歴付きのTwitchのソースコード全体

  • 2019年からのクリエイター(配信者)への支払い報告書

  • モバイル・デスクトップ・コンソールのTwitchクライアント

  • Twitchが使用する独自のSDKとAWSサービス

  • ゲームデータベースサイトIGDBとゲームのポータルサイトCurseForgeを含んだTwitch所有のデータ

  • Amazon Game StudiosによるSteam対抗ソフトないしサービス

  • ハッカーを装ってセキュリティを向上させることに繋げる社内ツール

なお、この件について、日本時間10月7日午前0時18分に公式に確認したことをTwitchが明らかにしました。現在緊急で対応に当たっており、続報を告知するとのことです。

今回の漏洩では、ユーザーに関する情報などは現時点では伝えられていない状況ですが、Twitchを利用される方は念のためパスワードを変更したり、2段階認証を有効にしておきましょう。

動画配信サイトTwitchの120GB超のデータが漏洩したことが明らかに―ソースコードや配信者への支払額ほか

《technocchi》

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