◆概要
2021 年 4 月に、Google Chrome に任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱な Google Chrome で悪意のある Web サイトを閲覧してしまった場合、Google Chrome の実行権限で悪意のある Web サイトに埋め込まれた命令が実行され、端末に侵入されてしまう可能性があります。Google Chrome のアップデートにより対策してください。
◆分析者コメント
当該脆弱性は幅広いバージョンの Google Chrome が影響を受けますが、初期設定では Google Chrome は自動でアップデートされるため、当該脆弱性による攻撃を受ける可能性は低いと考えられます。公開されているエクスプロイトコードは、いずれもサンドボックス回避機能が実装されていないため、アップデートされていないバージョンの Google Chrome で悪用できる可能性は低いですが、攻撃者はサンドボックス機能を回避する機能を実装したエクスプロイトコードを独自で作成して悪用を試みる可能性があるため、自動アップデート機能を無効化している場合は Google Chrome をアップデートして脆弱性に対策してください。
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
8.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-21225&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST
◆影響を受けるソフトウェア
Google Chrome のバージョン 90.0.4430.85 未満が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。
◆解説
Google Chrome に、悪意のある JavaScript の読み込みにより、任意のコードの実行の強制が可能となる脆弱性が報告されています。
2021 年 4 月に、Google Chrome に任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱な Google Chrome で悪意のある Web サイトを閲覧してしまった場合、Google Chrome の実行権限で悪意のある Web サイトに埋め込まれた命令が実行され、端末に侵入されてしまう可能性があります。Google Chrome のアップデートにより対策してください。
◆分析者コメント
当該脆弱性は幅広いバージョンの Google Chrome が影響を受けますが、初期設定では Google Chrome は自動でアップデートされるため、当該脆弱性による攻撃を受ける可能性は低いと考えられます。公開されているエクスプロイトコードは、いずれもサンドボックス回避機能が実装されていないため、アップデートされていないバージョンの Google Chrome で悪用できる可能性は低いですが、攻撃者はサンドボックス機能を回避する機能を実装したエクスプロイトコードを独自で作成して悪用を試みる可能性があるため、自動アップデート機能を無効化している場合は Google Chrome をアップデートして脆弱性に対策してください。
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
8.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-21225&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST
◆影響を受けるソフトウェア
Google Chrome のバージョン 90.0.4430.85 未満が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。
◆解説
Google Chrome に、悪意のある JavaScript の読み込みにより、任意のコードの実行の強制が可能となる脆弱性が報告されています。