独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月10日、RevoWorks Browser における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。RevoWorks Browser 2.1.230 およびそれ以前のバージョン ジェイズ・コミュニケーション株式会社が提供するインターネット分離を実現するための仮想ブラウザ 「RevoWorks Browser」には、Webブラウザ実行時のドライブ、フォルダ、ファイル及びレジストリへのアクセスを、ローカル環境とは異なる分離環境で実行する機能があるが、当該製品には、ローカル環境と分離環境間の権限制御不備に起因した、プログラム実行の制御不備(CVE-2021-20790)とアクセス制限不備(CVE-2021-20791)の脆弱性が存在する。 想定される影響は各脆弱性により異なるが、分離環境で実行しているWebブラウザ上で任意のコマンドやコードを実行される(CVE-2021-20790)、ローカル環境と分離環境間で本来許可されていないファイル交換を実行されたりWebブラウザの設定を改ざんされたりする(CVE-2021-20791)可能性がある。 開発者は本脆弱性を修正した RevoWorks Browser 2.2.50 をリリースしており、JVNではアップデートを呼びかけている。
中国来年度サイバー人材新卒1,300人採用/APT組織ランサムで小遣い稼ぎか/政府御用達マルウェア ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2021.9.8 Wed 8:20