警察庁が2021年上半期のランサムウェア被害状況を調査、感染経路はVPN機器からの侵入が最多 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

警察庁が2021年上半期のランサムウェア被害状況を調査、感染経路はVPN機器からの侵入が最多

警察庁は9月9日、令和3年(2021年)上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
復旧に要した期間/調査・復旧費用の総額
  • 復旧に要した期間/調査・復旧費用の総額
  • 感染経路
  • ランサムウェア被害の被害企業・団体等の業種別報告件数
  • ランサムウェア被害が業務に与えた影響
  • 被害企業・団体等の情報セキュリティ監査の実施状況
  • ランサムウェア被害における被害企業・団体等のログの保全状況
  • 被害企業・団体等のバックアップの取得・活用状況
 警察庁は9月9日、令和3年(2021年)上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について発表した。

 同庁によると、サイバー空間はランサムウェアによる被害が大幅に増加する他、サイバー攻撃が多数発生し、極めて深刻な情勢が続いているという。

 本調査によると、ランサムウェアに感染した際の復旧に要した期間について、1週間以内に復旧したものが19件と最多であったが一方で2ヶ月以上要したものもあった。ランサムウェア被害に関連して要した調査・復旧費用の総額については1,000万円以上の費用を要したものが15件で全体の39%を占めた。また感染経路については、VPN機器からの侵入が17件で全体の55%を占め、リモートデスクトップからの侵入が7件(23%)で続き、テレワーク等の普及を利用した侵入が全体の8割近くを占めた。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

    ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

  2. 迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

    迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

  3. 「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

    「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

  4. 1,952 社から 9,208 件の報告 ~ 2023年度 Pマーク付与事業者の個人情報取扱いにおける事故

  5. 取締役や幹部への罰金 禁固 罷免 解雇 ~ サイバー攻撃後の被処罰最多は APJ 地域

  6. 世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  9. 「無料求人広告」無料期間終了後 高額請求、法人間のトラブル事例

  10. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×