セキュアブレイン、モバイルアプリに不正ログインや不正利用の検知機能を組み込み可能なSDKを開発 | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

セキュアブレイン、モバイルアプリに不正ログインや不正利用の検知機能を組み込み可能なSDKを開発

株式会社セキュアブレインは8月27日、Webサービスや決済サービスを伴うAndroid・iOS用モバイルアプリに、なりすましによる不正ログインや不正利用を検知する機能を組み込むことが可能なSDK「Scam Radar Mobile SDK」を開発し、同日から販売開始すると発表した。

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 株式会社セキュアブレインは8月27日、Webサービスや決済サービスを伴うAndroid・iOS用モバイルアプリケーションに、なりすましによる不正ログインや不正利用を検知する機能を組み込むことが可能なSDK(開発キット)「Scam Radar Mobile SDK」を開発し、金融機関やECサイト向けに同日から販売開始すると発表した。

 同社では2019年に、金融機関やECサイトを対象にPC向けの不正予兆検知サービス「SecureBrain Scam Radar BD」を開発し販売してきたが、モバイルアプリケーション経由での不正利用検知の要望を受け、「SecureBrain Scam Radar BD」の機能をモバイルアプリケーションに組み込み可能なSDKを開発、本SDKの利用で、既存のモバイルアプリケーションに不正利用検知機能の追加が可能となる。

 「Scam Radar Mobile SDK」は、モバイルアプリケーションからのアクセス時に発生する遠隔情報収集した利用状況データ等をリアルタイムに分析、同社の独自ロジックのビッグデータ分析で不正利用の可能性がある取引をリアルタイムに検知し、金融機関やECサイト事業者にアラートを通知する機能を提供する。オプションとして、検知時にユーザーに新たな認証等を追加することも可能。

 「Scam Radar Mobile SDK」では、ログインから送金までの速度、同じ端末から複数IDによるログイン試行、初回アクセスでメールアドレス初期化や送金額上限変更などの犯人特有の振る舞いを検知、サービスを利用する顧客全体で犯人端末の特徴を登録・共有する。

 金融機関やECサイト事業者は、本SDKを組み込んだモバイルアプリケーションの配布で、なりすましによる不正ログインや不正利用を試みる攻撃への対応が可能となり、日々更新が必要な検知エンジンのメンテナンスも不要となる。
《ScanNetSecurity》

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