エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社(NTTデータ先端技術)は8月2日、同社が顧客に提供する有償の「セキュリティ情報配信サービス」のオプションとして配信中の「セキュリティレポート」の一部を公開した。 同レポートでは、同社のセキュリティインシデント対応専門チーム「Intelli-CSIRT(IL-CSIRT)」が社内外のセキュリティ事案の対応実績からの知見をもとに、サイバーセキュリティの最新動向をはじめ、実際に発生したセキュリティインシデントを分析し、概要、原因、推測される問題点などを解説している。 2021年6月期の情報としては、「総務省などによるEmotet感染端末利用者への注意喚起が開始」「LINE社における情報の取り扱いに関する問題点」「VPN製品利用時に実施すべき対策」「ランサムウェア被害の傾向とその対策」があるが、現在公開されているのは2020年度以降で新しいものから順に2021年3月期の「SolarWindsサプライチェーンによる侵害と対策」、2020年12月期の「パスワードで暗号化したファイルをメールで送付する運用を見直そう」、2020年9月期の「セキュリティインシデント対応訓練の効果的な実施方法」、2020年6月期の「セキュリティインシデント対応組織の成熟度評価方法について」、2020年3月期の「情報媒体廃棄方法のあり方」となっている。